対象データ
2015年01月01日から2018月11月23日。
約20万レース
フライング持ちの分布
番組表に現れるフライング回数の分布を見てみる。
フライング回数 | 出現回数 | 出現率(%) |
---|---|---|
F0 | 1062365 | 84.3609 |
F1 | 189314 | 15.0332 |
F2 | 7625 | 0.6055 |
F3 | 6 | 0.0005 |
F2とF3はほとんど現れない。
階級の割合を見てみる。
階級が高いほどFしやすい傾向にありそう。
階級が高いほど、ギリギリのスタートを狙っているということかもしれない。
号艇の割合を見てみる。
F持ちはインよりアウトに現れやすい傾向が見られる。
F2とF3が非常に少ないので、以降はF持ちかどうかで分けて考える。
スタートタイミングへの影響
F持ちかFなしかで、スタートタイミングにどのくらいの差があるのか見てみる。
平均値 | Fなし | F持ち | 差 |
---|---|---|---|
0.170 | 0.187 | 0.017 |
わずかにF持ちだとスタートタイミングが遅い傾向にある。
平均値では0.017秒差。実際のレースでこの差はどのくらい大きな差なのか。
次は階級別に見てみる。
平均値 | Fなし | F持ち | 差 |
---|---|---|---|
A1 | 0.155 | 0.172 | 0.017 |
A2 | 0.166 | 0.182 | 0.016 |
B1 | 0.179 | 0.199 | 0.020 |
B2 | 0.184 | 0.208 | 0.024 |
階級が低くなるに連れてF持ちかFなしかの差が大きくなる傾向にある。
B2とかだと一回フライングすると、しっかり反省するのかな。
それより階級によって、スタートタイミングの平均値がこんなにも違うのかと思った。
次は号艇別に見てみる。
平均値 | Fなし | F持ち | 差 |
---|---|---|---|
1号艇 | 0.161 | 0.173 | 0.012 |
2号艇 | 0.172 | 0.184 | 0.012 |
3号艇 | 0.168 | 0.180 | 0.012 |
4号艇 | 0.168 | 0.184 | 0.016 |
5号艇 | 0.173 | 0.191 | 0.018 |
6号艇 | 0.180 | 0.204 | 0.024 |
インよりアウトの方がF持ちかFなしかの差が大きくなる傾向にある。
F持ちで5号艇とか6号艇に入るとあまり無理をして勝負に行かないってことですかね。
また基本的にアウトのほうがスタートタイミングが遅い傾向にあるよう。
着順への影響
F持ちかFなしかで、着順にどのくらいの差があるのか見てみる。
階級別に見てみる。
号艇別に見てみる。
F持ちの方が着順が悪くなる傾向にある。
細かい考察は数値を見てみないと難しい。(疲れたのでこのへんで止めておく)
考察
F持ちはスタートタイミングが平均0.017秒ほど遅くなる。
また、F持ちは着順が悪くなると言えそう。
ただ選手の階級や艇の番号によってF持ちの影響度合いは変わる。
その他の要素によって影響度合いが変わる可能性もあるためさらに深掘りした解析が必要。
最後に
みずはのめではユーザーフォーラムにて解析依頼を受け付けております。
それでは、今後ともみずはのめをよろしくお願いいたします。