背景
質問箱からの依頼。
一般的に安定版をつけると、伸びが失われてインコースがより有利になると言われていると思います。
— 競艇予想人工知能「みずはのめ」 (@mizuhanome2017) January 4, 2019
では具体的にどのくらい一着率に差が出るのか。また、場所によってその影響度は違うのか・・・
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一般的には、安定板ありのレースだとインが有利だと言われている。
その確認。
使用データ
2016年1月1日から3年間。
約16万レースが対象。
安定板ありレースの割合
解析対象の166344レースのうち、
安定板あり:3808レース
安定板なし:162536レース
であった。
割合としては、安定板ありは、約2%。
一日2~3レースくらい。
1着率
以下に各艇の1着率を示す。
1号艇の1着率は、
安定板あり:46.6%
安定板なし:51.7%
と結構な差であった。
安定板ありのレース数も4000レース弱あるので、はっきりとした傾向といえる。
考察
安定板ありのレースだとインが有利だと言われている。
それは舟の伸びが弱くなるからである。
しかし結果は逆で、1号艇の1着率は安定板をつけるとかなり下がる。
安定板をつけるということは、風が吹いていて水面が荒れて悪条件だからだと思われる。
因果関係的には、
悪条件 → 安定板をつける。
悪条件 → イン不利。
ということになってそう。
安定板をつけると直接的にはインが有利に働く効果があるかもしれないが、
間接的なことを総合するとインが不利な方向に相関がある。
最後に
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それでは、今後ともみずはのめをよろしくお願いいたします。